花魂 HANADAMA

花魂 HANADAMA
花とやもり チラシ

2010年8月29日日曜日

日々花いけ.1 *8.29記


本番まで、毎日、花いけをします。
しかし、これができたからといって、即興詩唱がうまくいくわけではありません。
表現としては、まったく関係のないことです。
気持ちです。花道家と一緒に表現をする。そこに、自分の気持ちを集中させていきたいのです。
第一回の花は、八重向日葵(やえひまわり)です。
器は、今日、元麻布の、さる山で拝見した、喜多村光史さんの水盤です。
これを毎日用いて、苔がそこに置かれているだけでよい、そんな、私なりの花いけをします。



なぜ、花いけをしようと思ったか。
さる山の、大きさからいえば小さな水盤に生けられた上野さんの花を見て、これは高野聖だと思いました。
それ自体は小さいのですが、そこに奥行きと深さがありました。
高野聖の、「ヤマビル」がぼたぼた落ちてくる、飛騨山中を想い浮かべました。
久々に、上野さんの花を見て、詩を書きたいと思いました。
ここしばらく、共演者としての意識が先に立っていたので、客観的になれなかったのです。
詩を書きます。
そして、花いけを同時にしようと思いました。

0 件のコメント:

コメントを投稿