花魂 HANADAMA

花魂 HANADAMA
花とやもり チラシ

2010年10月6日水曜日

「花魂 HANADAMA」最終目の断片




たいへん遅くなりましたが、「花魂 HANADAMA」六日目の断片映像をご覧いただきます。六日目は、私としては、たいへんに反省の多い回となりました。そして上野雄次さんの物理的な力が、最も発揮された回でした。
うれしかったことは、花占いを選んでくれたピアニストの森川あづささんに加え、しばしば上野さんとコラボレーションをしている俳人の生野毅さんが、十句を寄せてくれたことです。しかし、なかなか覚えられまぜんでした。間違えています。正確な句を掲げておきます。

あかりとり受苦とは一羽か一輪か
しかじかの夜叉の剥落白木蓮
薔薇の葉の屈折率で千秋楽
母の息また別の母の息寒椿
咲いている摘まれるまでは咲いている
藤棚は大病院の影を欠き
傾斜地は模造鈴蘭燃えゆくまで
石楠花と初潮分かたぬ昼の道
花覗く子まずは漆に似て
夜桜投げる果て誰が静脈ぞ

二つ目の映像は、私が手にした天井の蓮を取って詩唱しているところ、上野さんが横合いから取って、生けようとする場面です。
コラボレーションとは何か? 相手を感じるとは何か? アンサンブルとは? 即興とは? 多くのことを考えました。私には私の考えがあります。しかし、それが宙に浮くこともあるのだと思いました。浮いた考えをどうするかが問題です。
ご覧いただいてわかるように、私たちを取り巻く、たくさんのお客様がお越しになりました。ありがたいことです。

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